この記事は!
- 練習試合をどのように行えば、ソフトテニスが上達していくのかを書いています。
- 練習試合を重ねていてもイマイチ上達が実感できていない方は是非読んでみてください。
クラブチームや学校によって頻度は様々だと思いますが、練習の一環で他のクラブチームや学校のソフトテニス部と試合をすることがありますよね。
練習とはいえ、一応外部の人たちと試合をするんですから、当然勝ちたい気持ちでいっぱいだと思います。
ですが、せっかくの練習試合で『勝った!』『負けた!』という結果だけにとらわれてしまっては、とてももったいないです。
どうせなら練習試合の機会を、自分自身の成長にどう反映させていけば良いのか考えてみませんか。
ソフトテニスの練習試合は大会本番を常に意識!少しの工夫でライバルに差をつける!
練習試合は大会以外の試合全部を指す!
練習試合の定義は特にありません。
大会以外で行う試合はすべて練習試合だと思います
- クラブチームや部活動の中で行う試合
- 地域の代表の中で行う試合
- クラブチーム同士や学校同志で行う試合
などなど
練習試合をする機会は多々あります。
要は、ソフトテニスの競技力向上を目指す練習を、試合形式にしようという感じですね!
このような試合形式の練習をする際、ただただ試合をこなしているだけでは、非常にもったいないです。
意識一つ変えるだけで、目の前の試合をこなしているだけの子よりも有意義な練習にすることができます。
ソフトテニスの練習試合に挑む心構え!大会本番を想定!
まずは練習試合を行う際に意識しておきたい心構えについて書いて考えていきましょう!
練習試合に明確な目的をもつ
まずは、練習試合に取り組む前に明確な目的を持ちましょう!
もちろん、みんな強くなるために練習試合をしているんですが、ただ試合をこなしているだけで、周りの子達よりも効率よく上達していくのでしょうか。
そんなことありませんよね。
では、どのように取り組めば良いんでしょうか。
それは、明確な目的を持つことです。
単純な勝ち負けではなく、別のところに意識を向けます。そして、自分が何を目的として試合を行うのかをしっかりと意識することが重要です。
具体的に意識するポイントについては後述します。
ソフトテニスの大会本番と同じ緊張感を持つ
もう一つ重要なことが、大会本番だと思って試合に取り組むことです。
小学生や中学生に多いのが、練習試合をあくまでも練習の延長と考え、大会のような真剣さを持たずに試合をしてしまう事です。
練習試合になると、1点に対する緊張感に欠けることが多く、簡単なミスを連発する子や最後までボールを追い切れない子をチラホラ見ることがあります。
これでは大会本番にもそういった失点が必ずでてきます。
その1点で試合が決まることもあります。
日頃から一球一球に集中して打つことを意識し、多少厳しめのボールも最後まで追う習慣をつけておけば、大事な局面で必ず活きてきます。
練習試合を練習と思わずに真剣に行いましょう。
準備運動もしっかりと!
大事な大会で本領発揮をできない理由のひとつが準備運動不足です。
人間は、常に自分で思うとおり体を動かせるのかというと、そうではありません。
自分の体がイメージ通りに動くかどうかは、筋肉や関節の状態、集中力など様々な要素が関係してきます。
多くの場合、試合形式の練習を行うのは練習の後半で、それまでいくつか練習メニューをこなしてからになると思います。ですが大会本番となると、全体で運動するような時間は設けられていないので、選手によってはほとんど体を動かさないまま試合に入ることもあります。
そうなると、体が思うように動かないのも当然の結果です。なので、練習試合があるときには、試合中に普段通りの力を発揮することも訓練します。
会場についたら、とにかく空き時間を見つけ準備運動やランニングで体を目覚めさせます。
そしてフットワークやストレッチなどで関節をほぐしていきます。
試合直前には、瞬間的に力を入れるようなダッシュやステップ動作など確認していきます。
万全な状態で試合に臨む訓練をしておけば、大会本番でも同様に準備を行うことができ、普段のイメージ通りに体を動かせるようになります。
そうすることで、仮に初戦の相手が強敵でも、相手が準備不足であれば十分に勝つチャンスが生まれてきます。
ソフトテニスはわずかな気の緩みが命取りになるスポーツです。
少しでも相手より優勢になることを考えていきましょう!
ソフトテニスの練習試合中に意識すること
ここまで練習試合に取り組む準備について書いてきました。
続いて、試合中にどんな事を意識しながら行うのかを考えていきましょう!
試合だからと言って闇雲に勝ち負けだけにこだわってはいけません。
武器や弱点をみつける
自分が得意なプレーや苦手なプレーを見つけていきます。
ストローク、ボレー、サーブ、レシーブなどなどソフトテニスにはあらゆるテクニックが必要ですが、自分は何が苦手で何が得意なのか把握しているでしょうか。
苦手なことを克服し、得意なことを更に伸ばす事でソフトテニスの競技力全体を向上させます。
練習試合の中で、大会本番に向けて自分には今後どういった課題が必要なのかを見つけます。
以下、たとえばこんな項目について注目してみてください。
- ストローク
- フォアハンド
- バックハンド
- ボレー
- 正面ボレー
- ローボレー
- ハイボレー
- ポーチ
- サーブ
- レシーブ
それぞれ、クロス方向、逆クロス方向も細かく分けて確認します。
打つ方向により、微妙に適切な動作が異なるため、子供によっては、流すのは得意だけど引っ張るのが苦手という子や、その逆の場合もあります。
上記は私がソフトテニスっ子達を観察する際に見ている項目のほんの一例になります。
すべての項目を挙げると長くなってしまうので、それはまた別の記事にまとめようと思います。
失点や得点のパターンをみつける
続いて、ポイントが動く流れを見つけます。
先ほどの得意なプレー、苦手なプレーの延長線上になりますが、自分がどういった動きをした時にミスや失点につながっているか、あるいはどういった方法で得点しているのかを見つけます。
よく観察してみると、おもしろい事にポイントが動く場面がいくつかのパターンになっている事がわかります。
先ほどの個々の技術同様、今後の課題として取り組んでいきます。
大会で使いたい技を、色々と試す
現在取り組んでいるプレーを積極的に取り入れて、実践していきます。
日々の練習の中で、習得を目指している様々なプレーがあると思いますが、いきなり大会本番で試すのにはリスクが伴います。
ですので、まずは練習試合ではどんどん使っていきます。
成功率が高いようなら大会でも使えますし、失点につながる確率の方が高いようであればまだ大会で使えるレベルまで習得できていないことがわかります。
例えば以下のようなプレーです
- やや後ろからのカットストローク
- 鋭い角度をつけたショートクロス
- ネット際から打ち込むトップ打ち
- ネットから離れた位置からのスマッシュ
- 早い球を早い球で打ちかえすカウンターショット
などですね
成功すれば非常に有効ですが、失敗してしまっては相手を助けることになってしまいます。
せめて8割から9割くらいの成功率を達成してから大会で使うようにしましょう。
ソフトテニスの練習試合が終わったら・・・
練習試合が終わったら、へとへとです。
大会と違い試合に負けても次から次へと試合が組まれていくので、一日終わるころにはもうへとへとです。
しかし、あー疲れたー
今日は○勝○敗だったー
という感じだけで終わってしまってはもったいないです。
一日を振り返る
1日の中で行った練習試合を、一つずつ振り返る習慣をつけましょう。
- 1試合目の入りはうまくいったのか
- 後半、集中力がきれていなかったか
- 疲れて手打ちになっていなかったか
- 今までできなかった事ができるようになったのか
- 毎試合持てる力を発揮できたのか
などなど
反省すべき事はたくさんあると思います。
そういった点を見つけ、次回の試合や大会に備えます。
逆に良かったところも見つけます。
そしてなぜ良かったのかを考えます。
そうすることで、また次回もうまくできるように準備できます。
また、試合内容を振り返るためには、是非動画撮影をおススメします。
気になる場面を繰り返し確認することができ、効率的に課題を見つけることができます。
大会へ向けて課題をクリアするための練習メニューを考える
練習試合を振り返り、いろんな課題が見えてきたら、それを克服するための練習メニューを考えていきます。
とくに、やや難易度の高い技術を必要とするプレーは、なんども反復し体に覚えさせることが重要です。
練習メニューの時間配分を見直し、苦手な事を克服し、得意な事を伸ばしていきましょう!
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ソフトテニスの練習試合は大会本番を常に意識!まとめ
せっかく練習試合をするのですから、少しでも他のライバル達と差をつけられるよう意識を高くもちましょう。
極端に言ってしまえば、何も考えずに試合をこなしているだけでは、なかなか上達していきません。
むしろ技術面だけに限っていえば基礎練習を反復した方が、まだ上達は早いです。
ですが、ここまで書いてきたとおり、意識を少し変えてあげるだけで練習試合が上達の手助けになります。
まとめると・・・
- 練習試合にむけて目的を明確にする
- 大会本番を想定し、準備運動をしっかり行う
- 練習と思わずに一球一球集中する
- 自分の得意なプレーや苦手なプレーを見つける
- 一日を振り返り反省点をみつける
- 大会にむけて練習メニューを適宜見直す
以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございます!!
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